種もなく、皮ごと食べられ、なおかつ高糖度で大粒のぶどう。
最近では「ぶどうの女王」とも称されるこの品種、「シャインマスカット」。
今が旬の、シャインマスカット狩り食べ放題ツアーに参加してきました!
この記事は、こんな方におすすめです。
今回参加したバスツアー
こんにちは、ふたつきと申します。
はとバスツアー、
「大人気!シャインマスカット狩り食べ放題と山梨名物かぼちゃほうとう&富士山五合目」
に参加してきたので、行程の紹介と感想を共有します。
※道路の混雑状況や天候により、コース内容の変更等ある可能性があります。参考程度にご覧ください。
出発~富士山到着まで
出発日:2024/9/25(水)
集合時間:8:20
集合場所:新宿駅西口
絶好のバスツアー日和!!・・・とはいかず、曇天模様。
平日の通勤ラッシュ真っ只中の山手線で、JR新宿駅へ。
東京モード学園コクーンタワーの、道路を挟んで向かい側に停車しているバスへ向かいます。
この日は協賛バス会社である、東京滋賀交通のバスでの運行でした。
受付を済ませ、その場で座席番号の案内を受けます。
集合時間から出発時間までは10分間猶予があるので、事前にトイレに行っておきましょう。
地上出口9番を降りて真っ直ぐ突き当たりにトイレがあります。
8:30 新宿駅出発
中央自動車道を走って山梨方面へ。
9:40〜10:00 談合坂サービスエリア(SA)でトイレ休憩
SA特有の雰囲気って、お出かけの気分を上げてくれますよね。
スタバが入っていたので、コーヒーを買えばよかったと若干の後悔を残しつつバスへと戻ります。
(後述する、観光地でのコーヒーに比べると、Tallサイズで420円なら安かったな)
途中、富士スバルラインを通行。
添乗員さんが、「ふじの山」のメロディーポイントがあると教えてくました。
・・・が、バスだと聞こえにくい?
行きは正直ノイズくらいにしか感じませんでした。
ちなみに、行き帰りでメロディーが異なり、帰りのポイントでは妻には、
「ふーじーはにっぽんいーちーのぉーやまぁー」がはっきり聞こえたそう。
実はこの童謡、僕は今年に入るまで知らなかったんですよね。
麓はあいにくの雨模様。カラマツの木々の奥には霧が広がっていました。
途中雨雲を抜けたのか、三合目付近では雲の切れ目から日差しが差し込む場面も。ちらっと覗いた山頂付近の山肌は、一瞬見えただけでも心動くものがあります。
富士山五合目
五合園レストハウスの外観
11:10 富士山五合目到着
気温は12℃。五合目は雨風が結構強かったです。
東京で12℃といえば、12月頃の気温なので上着必須。ある程度散策するなら、レインコートのような防風・防滴のものだといいです。
滑りにくい運動靴で行くことも忘れずに。
積み石の階段などがあり、平らでない部分もあるので本日のような雨の日には滑りやすく危ないからです。
バスを降りてすぐに、現地の係員の方?から使い古された引換券を手渡されました。
まずは一目散に「五合園レストハウス」へ。
山小屋のような外観で、簡易郵便局やお土産店、レストランなどが入っている施設です。
ここで大定番の、「富士山めろんぱん」を購入。
「あまの屋」で1個350円で販売されています。
3個入りの持ち帰り用ボックスもあるので、お土産にもよさそうです。
券売機もありますが、キャッシュレスにも対応しているのが嬉しいポイント。
僕はキャッシュレス決済は基本Suicaで支払うのですが、交通系IC以外にクレカも対応していたかな?(しっかりチェックすればよかった)
大きさは特大肉まんくらい。
食感は、想像以上にふわふわ。いわゆるメロンパンの表面のサクサク食感は、お山の裾の辺縁に少しありました。
山頂にココアパウダーとシュガーパウダーがかかっていて、程よい甘さでコーヒーに合います。
コーヒーは500円で販売されていますが、今回は後述する「富士山焙煎堂」で購入しました。
今回の旅で一番コスパ最強だったのが、このめろんぱん。
お次は「こけももソフト」をご紹介。
「あまの屋」さんの小さい売店が、五合園レストハウスの外にもありこちらで販売しています。
「こけももバニラヨーグルトソフト」を700円で購入。
現金でしか支払えないのが残念。
こけももの実自体は酸味が強いのが特徴で、味・食感ともに酸っぱいりんごに似ているらしいです。
カップの中にシャーベット状のヨーグルト、バニラソフトが重なり、上から赤いソースがかかっています。
食べてみると、ほのかにイチゴっぽい風味と果肉感を感じます。
甘く味付けしてあるソースは、甘味と酸味のバランスがちょうど良い。
主張はあまりないけど、それが逆にクセになり食べ進んでしまいました。
ヨーグルトとの相性が良いので、個人的にはバニラヨーグルトソフトのほうがオススメです。
ちなみに、こけももソフトはコーンで提供され600円でした。
バニラアイスは甘さ抑えめでスッキリな味わい。
店頭の写真では、バニラヨーグルトソフトのほうにはピンク色した粒がソフトにかかっているのに、トッピングされていませんでした。
店員さんに聞いてみましたが、「今は切らしている」との返答。残念ポイント二つ目。
観光地価格といえど、ソフトクリームに700円はかなり高めなので、サービス提供はしっかりしてほしかったですね。
コーヒーは、「富士山焙煎堂」で「スペシャリティ自家焙煎コーヒー」のホット800円を注文。
先ほどの五合園レストハウスのお隣に立つ「富士山みはらし」の1階にあるカフェです。
レジで会計を済ませるとテイクアウト用の紙コップを渡されます。
そのままレジの右側にシフトし、並んでいるタップコーヒーマシンの前へ。
このタップ(TAP)とは英語で「蛇口」を意味し、注ぎ口の下にコップを置くと赤い突起が奥に倒れて自動でコーヒーが注がれ、数秒すると勝手に止まります。
熱々で美味しいコーヒーがほんの数秒で手に入る画期的なシステムで、日本では浜松町や京都にこのマシンを導入しているカフェがあるみたいです。
富士山五合目は国内外からの観光客が多く訪れる場所の為、スピーディーかつ画一的に提供できる点が優れているのでしょうか。
コーヒーは酸味少なめで、キレの良い苦味。コクや香りは強くはなく、スッキリとして飲みやすいです。
「日本一標高の高い焙煎所」で淹れたコーヒーを味わう贅沢・・・。
この場所で自家焙煎コーヒーを飲むには妥当な値段なのでしょうか?
個人的には値段に見合う味には思えませんでした。
ただ、サービスでつけてくれた「富士山クッキー」がめちゃくちゃ美味しい。
コーヒー味のクッキーで、本体はほろ苦で香ばしさも感じます。山頂の雪に見立てた砂糖コーティングも甘すぎず、ちょうどいい。
気に入ってお土産にも購入しました。1袋400円
原材料を見ると、余計なものが入っていません。
だからこんなに美味しいんですね。
ひと通り目当てのものを味わい尽くしたので、軽く散策。
五合園レストハウス内、あまみ屋のすぐ奥にはフライドポテトや団子などの軽食を取り扱っている売店もあります。
団子は注文が入ってから焼いてくれるそうで、焼きたての団子を食べたかったなぁ。今回は時間の都合上断念しました。
さらに奥に進むと、レストランのある2階へ登る階段と、利用料100円の有料トイレがあります。
ちなみにこの有料トイレは、おとなりの富士山みはらしとも繋がっているようでした。
駐車場のほうにある公衆トイレはお世辞にも綺麗とは言いがたいので、気になる人はこちらを利用してもよいかも。
引き返したところに、先ほどの引換券を鈴と交換してくれる(無料)ブースがあり、さらに入口の方へ進むとお土産コーナーがあります。
富士山みはらしの隣には、「冨士山小御嶽神社(ふじさんこみたけじんじゃ)」への参道を発見。
冨士山小御嶽神社の「小御嶽」とは、現在の富士山より前に出現し、富士山の土台となった山の一つ、「小御岳」のことです。
小御岳と古富士、新富士が噴火を繰り返し、現在の富士山の姿になりました。
交通安全や縁結び、延命長寿などのご利益があるようです。
今回は天気も悪く、バスツアーで十分に参拝する時間もなかったので、今度しっかり参拝したいなぁ。その時はご朱印帳も持参しよう。
12:00 富士山五合目を出発
観光客の比率は日本人:海外の方=3:7くらいの印象でした。
まぁ、インバウンドの影響もろに受ける観光地ですよね。
途中富士急ハイランドの横を通り過ぎ、
12:40頃 河口湖大橋を渡る。
天気がいい日は素晴らしい景色なんだろうなぁと、口惜しい。
ほうとう(天下茶屋 河口湖分店)
13:00 天下茶屋河口湖分店に到着
昭和時代を代表する文豪の一人である、太宰治が約3ヶ月滞在したという天下茶屋の分店にあたり、山梨名物のほうとうや釜飯をいただけるお店です。
店内はかなり広く、ところどころにレトロな逸品が配置されていました。
奥の座敷に案内され待っていると、ツアーメニューの「かぼちゃほうとう」が鍋に入って運ばれてきました。
五合目で少し冷えた身体には、この温かいほうとうはとても染み渡る。
かなりの具沢山で、
かぼちゃ、しいたけ、春菊、大根、白菜、ごぼう、にんじん、しめじ、白菜、油揚げ、じゃがいもと実に豊富。
その中でも特に、かぼちゃが名前負けしない存在感。
初めは汁や麺に隠れて、「かぼちゃのオレンジ色の汁だけど、もしかして溶けちゃってる?」とハラハラしていましたが、下から掴み上げたら大きい欠片がしっかり見えて安心。
皮付近は、粗く面取りしてくれているので歯応えはあるけど硬くない。種側は舌触りなめらかでテリーヌみたい。その濃厚さに驚く。
「特別なかぼちゃを使ってるんですか?」とお店の人に尋ねましたが、産地にこだわっている以外は普通のかぼちゃのようです。
長野や北海道など、寒暖差があって水が綺麗な土地のかぼちゃは美味しいんだとか。
お昼どきで忙しいだろうに、とても丁寧に教えてくれて日本人の接客魂に癒されました。
富士山五合目では、外国人の方が多く来訪するからか、接客態度が悪いまではいかないがみんな温度のないような対応だったため、尚更ありがたく感じました。
次に印象が強かったのが、しいたけ。
どんこなのかな?
味、風味が濃厚でしっかりとした歯応え。秋の味覚をダイレクトに感じます。
その存在感から、お店の人いわく「しいたけは抜いてほしい」という要望がたまにあるんだとか。
僕も昔はキノコ類が得意ではなかったので、その気持ちはよく分かります。
でも、このしいたけは本当に美味しいので抜いちゃうのはあまりにもったいない!
他、少し入っている春菊がとてもいい風味を出していたり、大根は甘いし、白菜も少し早めの冬の味覚を味わえて嬉しい。
ごぼう、にんじんといった根野菜たちも味わう。
じゃがいもは煮崩れして少し小さかったかな。
そしてなにより汁が美味しい。味噌ベースではあるけど、出汁をしっかり感じて、野菜の旨みも滲み出て深みのある味。
数ある昼食付きフルーツ狩りツアーの中で、今回のツアーを選んだ理由がこのほうとうだったので、大満足。
食後にセルフサービスのお茶も頂いて、身も心も温まりました。
今度は本店で、きのこほうとうや釜飯も食べてみたいです。いや、絶対行こう。
シャインマスカット狩り(一古園)
13:50 天下茶屋を後にし、
14:30 本日のシャインマスカット狩りの場である、一古園に到着。
見上げると、バスの高さスレスレにぶどうの天井が。
これはフォトジェニック。・・・そう見えないのは、写真のセンスが皆無だからなのです。お許しを。
バスの中で係の人の説明を受け、降りたところで茎を捨てる用のビニール袋と、ハサミを受け取ります。
その後農園まで歩いて行き、シャインマスカット狩り開始。
一房が大きく、妻と二人で二房食べたところでお腹いっぱい。
園のほうで事前に採ってあったシャインマスカットが、クーラーボックスの中で程よく冷えていましたが、採れたての方が美味しかったです。
ぶどうは房の上の方が甘いので、たまたま先端部分のところばかりを引いてしまった可能性はある?(一粒ずつや、茎に3〜4粒ずつ付いているような細切れの状態で沢山入っていました)
食べる用のテーブルやイスなどはなく、立ち食い。
でも、農園の中で採れたてのフルーツを味わう体験はいいものです。いつか子供ができたら、絶対一緒に来たいと思いました。
一古園さんのホームページには、「シャインマスカット畑は県下最大の栽培面積」「ぶどう狩りでは県下最大の園」という触れ込みがあり、大型バスも我々以外に3〜4台停まっていました。
お土産コーナーでは、巨峰やレディースフィンガーなどのさまざまなぶどうを販売しています。
また少し奥の方ではワインも販売していて、これは同じツアー客の方も何組かお土産に購入していました。
我々夫婦はお酒を飲まないので買いませんでしたが、ぶどうジュースも取り扱っていたので興味がある人はぜひ。
トイレも綺麗だし、アンティーク調の雰囲気もいい感じの園でした。
15:30 一古園を出発。
16:30 石川SAでトイレ休憩。お土産を購入。
17:30 予定時刻通りに新宿駅西口に到着し、コース行程を無事に終了。
まとめ
初めての日帰りバスツアーは、大満足の内容でした。
妻と二人でとても楽しめたので、今度は他のツアーにも参加しようかな。
その時はまた報告しますので、よかったらまた見に来てください。
それでは、あなたに幸あらんことを。
おまけ
石川SAでお土産に買ったカントリーマアム信玄餅味は意外に美味かったです。
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